公開日:2022年06月27日 / 更新日:2026年07月25日
新しく会社や事業を立ち上げて、コーポレートサイトなりサービスサイトをゼロからつくるぞ!となったとき、やはり一番の不安はSEOではないでしょうか?
ウェブ担当者やウェブマーケターとして、サイトの更新作業やコンテンツ制作に携わったことがあっても、ゼロからサイトを立ち上げるという経験はあまり無いかも知れません。
「ほんとに集客できるの?」「ドメインパワーがなくてもSEO集客できるの?」といった疑問への参考にしていただければと思います。
結論から言えば、ドメインを取得したばかりでドメインオーソリティが低くても、SEOでの集客は可能です。
とはいえ、狙えるキーワードは限られてしまいますので、投下できるコンテンツ(おもにテキストコンテンツ)量にもよりますが、ドメインパワーのある強いウェブサイトと同じやり方では厳しいと言えるでしょう。
では「どんなキーワードなら狙えるの?」「競合サイトのドメインパワーってどうやって調べればいいの?」という疑問が湧いてくるのではないでしょうか?
そこで活用できるのがドメインオーソリティです。
ドメインオーソリティ(DA)は、ワシントン州シアトルのソフトウェア企業である「Moz」社が独自に提供しているSEOのための指標です。
そのウェブサイトのスコアが、Googleをはじめとした検索エンジンからのドメイン評価と近似するように開発・改良が続けられています。
また、ドメインの評価となるドメインオーソリティの他に「ページごとの評価」としてページオーソリティ(PA)という指標もあります。
ドメインオーソリティは、100ポイントを最高点とする対数スケールでスコア化されており、得点があがる程に、スコアの向上が難しくなるという特徴があるようです。
「ドメインオーソリティはどのくらいあれば良いのか」という質問をよくいただきますが、DAは競合との相対評価の指標なので、業種・キーワードを問わず通用する絶対的な合格ラインはありません。
ただし、目安となる参考値として、上記の主要サイト例(Amazon 94/楽天市場 93/Yahoo!ショッピング 93/マイナビ転職 92)と、弊サイトの推移(2022年6月=1 → 2024年12月=7 → 2025年6月=9)を並べてみると、スケール感がつかみやすくなります。
大手ECモールや大手メディアは90台に達しますが、新規・中小規模のサイトは1桁台からのスタートが一般的です。DAは対数スケールのため、1桁台から一桁上げるだけでも相応の期間と施策が必要になります。数値そのものを追うより、「先月・先週の自サイトと比べて上がっているか」という自己比較の指標として活用するのがよいでしょう。
ドメインオーソリティ(DA)が「サイト全体(ドメイン単位)」の評価指標であるのに対し、ページオーソリティ(PA)は「個別のページ単位」の評価指標です。同じサイト内でも、被リンクが集中しているページとそうでないページとではPAが異なります。
使い分けの目安としては、そのサイト自体の総合的な強さ・信頼度を見たい場合はDA、特定の記事・ページ単体がどれだけ評価されているか(例えば競合の特定記事と自社記事のどちらが強いか)を比較したい場合はPAを見ます。後述のMozBarでは、検索結果上でDA・PAの両方を同時に確認できます。
無料で調査可能!
2025年現在、ドメインオーソリティの調べ方は幾つかありますが、本家であるMoz社が提供しているブラウザ拡張機能がオススメです。
後述のドメインオーソリティの活用例(ランクインのチャンスがあるかどうかの判断)にも有用です。
▼Mozbar(Chrome拡張機能)
https://chrome.google.com/webstore/detail/mozbar/eakacpaijcpapndcfffdgphdiccmpknp?hl=ja
サインアップが必要になりますが、登録するとこのように検索結果にドメインオーソリティが表示されるため、キーワード競合サイトの強さをざっくりとつかむことができます。
MozBarのアイコンが「無効」「N/A」のような表示になる場合、多くはMoz社アカウントでのログインが完了していない、もしくは対象サイトのデータをMoz側がまだクロール・算出していないことが原因です。ログイン状態を確認したうえで、時間を置いて再度アクセスするか、他のドメイン評価ツール(後述のSEO Review Tools・Ahrefs等)で代替確認してください。
https://www.seoreviewtools.com/bulk-seomoz-authority-checker/
オランダのSEO Review Toolsが提供するツールです。
MozほかSEMRUSH、Ahrefsなどプレミアムデータソースを無料で活用することが可能で、バルクで10件づつ、DAとPAやバックリンク数などを取得することができます。
https://ahrefs.com/ja/website-authority-checker
SEO「Ahrefs」の提供する無料のツールです。Mozのドメインオーソリティと異なりますが、同ツールのドメインパワーや、バックリンク数(dofollowの割合含む)をチェックすることができます。
ドメインオーソリティの高いサイト例
| ドメイン | DA | |
|---|---|---|
| www.amazon.co.jp | アマゾン: Amazon | 94 |
| www.rakuten.co.jp | 楽天市場 | 93 |
| hopping.yahoo.co.jp | Yahoo!ショッピング | 93 |
| tenshoku.mynavi.jp | マイナビ転職 | 92 |
ドメインオーソリティは、ページランク(非公開)のようなGoogleで使用されている内部指標ではないため、ランキングには直接の影響は与えません。
とはいえ、SEOが強いサイトはドメインオーソリティが高くなる傾向にありますので、現在の自サイトの立ち位置を把握するには役立ちます。
ですので、ドメインオーソリティを必要以上に気にしたり、「◯◯点以上を取る」といった目標に据えるのはオススメしませんが、正統的なSEO施策によってドメインオーソリティの数値を上げることは可能でしょう。
つまり、
などです。
特に、ドメイン評価という側面では、権威性のあるサイトからリンクしてもらうこと(被リンクの獲得)が重要になります。
ウェブサイトを運営していると、相互リンク(※)の打診を頂く場合があります。
基本的には、検索ユーザーの利便性を考えたうえで掲載の可否を検討するのですが、ドメインオーソリティもひとつの指標となります。
たとえばドメインオーソリティが「1」(またはスコアつかない)で、かつ運営母体が不明なウェブサイトは、ドメインパワーの向上という面でのメリットは薄いでしょう。
(※)Google 検索の検索結果ランキングを操作することを目的としたリンクは、リンクスパムと見なされる場合がありますので、リンクスパムに関するポリシーを確認してください。
ドメインオーソリティは、対策しようと考えるキーワードで自サイトが上位にランクインできるか?を判断するにも役に立ちます。
キーワードの「難易度」指標の数値(0~100)を参考にすることもありますが、そのキーワードでどういったサイトがランクインしているか?という視点が重要です。
コンテンツSEOをやったことがある人であれば、キーワードの検索結果(serp)をざっとみただけである程度予測することもできると思いますが、新しいジャンルであったり、見慣れないキーワード競合の強さをざっと確認する際には重宝します。
ポイントは、1ページ目(一般的に順位10位圏内)にランクインしているサイトの中で、いちばん低いDA、PAです。
DA、PAの低いサイトがどのくらい上位にランクインしているかを調べることで、そのキーワードのSEO難易度、つまり新参サイトでもチャンスがあるかどうかの塩梅をつかむことができます。
Googleは、検索結果の多様性を重視しています。
もし、ドメインオーソリティが高い一部のサイトだけが検索結果の上位を独占してしまうと、ユーザーとしては「見たことあるサイトばっかりだな」となってしいますよね?
これはユーザーにとってデメリットなので、新参者にもチャンス(1ページ目掲載)を与えて、その結果(※ラストクリックの滞在時間等)を踏まえてサイトの評価を決めていくのです。
(※)参考:2025年、SEOの肝になる「Last longest click(最後の長いクリック)」とは?
とはいえ、検索数が非常に多いキーワード(ビッグワード)に、いきなり実績のないサイトを上位表示させるのは、検索エンジンの信頼性という視点でのリスクがあるため、新参サイトではほぼ不可能だと考えましょう。
それでは、いまご覧いただいている「dmnw」の事例をご紹介していきます。
弊サイトは2016年オープン、当時はLPのみ1ページの構成で、コンテンツSEOは実施していませんでした。
忙しさにかまけて放置していたのですが、ようやく2021年10月に、サブスク(初期費用無料)HP運用サービス「dmnw」のサービス紹介サイトとしてリニューアル。
トップページと下層ページ(MEOサービスのご紹介)の2ページ構成で、2022年2月からコンテンツSEOをスタートし、現在に至ります。
上記のグラフを見ていただけるとわかるように、リニューアル直後にオーガニック(SEO経由)アクセス数が増加しました。
ここは実は、掲載していたお取引先企業名のキーワードで大きく上がってしまい、万が一ご迷惑をかけてしまわないよう内容・構成を修正しました。
2022年6月時点で、弊サイトのドメインオーソリティは初期値(=1)でしたが、新規コンテンツのアップロードを月約1本ペースで続け、掲載キーワード数とアクセス数が伸び、2025年現在も少しづつドメインオーソリティと被リンク数が上昇しています。
| 調査年月 | ドメインオーソリティ |
|---|---|
| 2022年 6月 | 1 |
| 2024年12月 | 7 |
| 2025年 6月 | 9 |
弊社(ディー・エム・エヌ合同会社)のサービスは、SEO、MEO、リスティングといったGoolgeのプロダクトを活用したウェブ集客支援です。
コンテンツ作成に割けるリソースが限られる中、現実的に集客できるキーワードの選定は重要なポイントになってきます。
あわせて読みたい:BtoB企業向けホームページの役割と成功事例
基本的には難易度が低いキーワード、ニッチなキーワード、新しいキーワードが狙い目なのですが、そこで「ドメインオーソリティ」を活用しました。
具体的には、予めピックアップしたキーワードの中から、先ほど紹介した方法で「検索結果1ページ目にDA、PAともに低い(10~20以下)のサイトがある」キーワードに絞り込みました。
結果「カスタマーマッチ」「GA4 オプティマイズ」をテーマに決め、どちらも早々に10位圏内に入ることができました。
結論:できる!(プロのサポートがあれば、より確実に)

1位表示キーワードが4件、5-10位圏内のキーワードが14件、21位以下が133件。
SEO経由のユーザー数は、3月から70→147→188と増加し、それにつれてマイクロコンバージョンが0→3→6。
マイクロコンバージョン率は10%目標で考えていたので、ここは今のところねらい通りといったところ。
そして5月末に有効なお問い合わせが1件!(営業のテンプレお問い合わせをのぞく)
という着地となっています。
コンテンツSEO開始4ヶ月目でコンバージョンは1件ではありましたが、お問い合わせからオンラインミーティングにつながりました。正直この時点ではリソース面を考えるとペイできていませんが、まずまずのスタートを切ることができました。(BtoB商談単価は上昇する一方ですので…)
また、我々が言うのもおかしい話ですが、ホームページ制作であったり、リスティングやMEO代行といったサービスは差別化が難しい商材だと改めて感じています。
新奇性もありませんし、同様のサービスを提供している会社さんも沢山いらっしゃいます。しかし見方を変えれば、世の中のほとんどのサービスは、新奇性があったりその会社でしかできないオンリーワンのサービスであることの方が稀ではないでしょうか?
そういった苦労がわかるからこそ、クライアントとしっかり目線を揃えて並走し、提供させていただけるサービスがあるということをお伝えできればと思いました。
これから新しくウェブサイトを立ち上げて、ゼロから集客をはじめたい、チャレンジしたいと考えていらっしゃる方は、ぜひ弊社にお声がけください!
最後に、ドメインオーソリティについて検索ユーザーから多く寄せられる質問を、本文の該当箇所とあわせて整理します。
絶対的な合格ラインはありませんが、Amazonや楽天市場のような大手は90台、新規・中小規模のサイトは1桁台からのスタートが一般的です。詳しくは「ドメインオーソリティの目安」をご覧ください。
DAはサイト全体、PAは個別ページ単位の評価指標です。詳しくは「ページオーソリティ(PA)とドメインオーソリティ(DA)の違い」をご覧ください。
Chromeに拡張機能を追加し、Moz社アカウントでサインアップすると、検索結果上にDA・PAが自動表示されます。詳しくは「ドメインオーソリティの確認方法」内の手順をご覧ください。
多くはMoz社アカウントへのログイン未完了、または対象サイトのデータが未算出であることが原因です。ログイン状態の確認と、他ツールでの代替確認をおすすめします。
できます。ドメインオーソリティはGoogleが検索順位に直接使用する指標ではありません。弊サイトもDA1からスタートし、コンテンツの継続投稿で集客につなげています。詳しくは「ドメインオーソリティゼロで集客できるか?」をご覧ください。
ディー・エム・エヌ合同会社|dmn llc.
dmnwは渋谷・世田谷を主な拠点とする広告代理店ディー・エム・エヌ合同会社が提供する、ホームページ×SEO×MEOに特化したサブスクサービスです。全国対応、あらゆるウェブマーケティングをワンストップで提供します。