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最適化

待望のGoogleオプティマイズとGA4の連携が可能に!

公開日:2022-03-01

GA4(最新版Google Analytics)が、Googleオプティマイズに対応しました。企業やWeb担当者、代理店やインハウスの広告運用者向けに、GA4とオプティマイズの連携方法や活用事例、ポイントなどを解説していきます。

    

Google Optimizeとは?

Googleが提供する、「コンバージョン率アップ」のための無料のウェブテスト&カスタマイズツールです。

とても強力なツールなのですが、「GA4」に非対応だったのがネックでした。

GA4の使い方はコチラ(長文)

2021年末までに対応予定という情報があり心待ちにしていたのですが一向にリリースされず、つい先日オプティマイズの管理画面を開いたら、ついに対応のアナウンスが!

このたび、オプティマイズのコンテナを Google アナリティクス 4 プロパティにリンクできるようになりました。これにより、ユーザー重視のレポート機能と測定機能をご利用いただけます。Google アナリティクス 4 の測定機能を使うエクスペリエンスはすべて、オプティマイズのベータ版プログラムの一部となります。
出典:optimize.google.com

Google Optimizeでできること

オプティマイズでは、対象のページ(エディタページといいます)を、名前の通り「最適化」することで、コンバージョン率のアップを目指すことが可能です。

Googleオプティマイズ 多変量テストでの改善事例
多変量テストの事例。勝ちパターンでは推定向上率235%以上

機能としては大きく2つ、「テスト」と「パーソナライズ(カスタマイズ)」に大別できます。(※)

テスト機能は、コンバージョン率アップの代表的な施策である「A/Bテスト」のほか、「リダイレクトテスト」「多変量テスト」の合計3つがあり、課題にあわせて最適な方法を選ぶことができます。

(※)「バナー」テンプレートの機能もありますが、CVR向上の用途ではあまり使用しない機能ですので、割愛します

A/Bテスト

エディタページのある一要素に対して、オリジナルであるAパターンとカスタマイズされたBパターン、どちらが目標に対して優れているかをテストできる機能です。

要素とは、例えばメインビジュアルの写真であったり、キャッチコピーであったり、ボタンの色であったり、ウェブで実装できるあらゆるパーツをピックアップして、テストできます。

リダイレクトテスト

こちらはA/Bテストに似ていますが、ページごとアクセスを(リダイレクトして)割り振るテストです。

用途としては、2パターンのランディングページを制作&アップロードしてもらったケースや、同じ目的のページが複数あり、それぞれデザインや構成がまったく異なってくるようなケースで、どれが良いかを判断する際などに使えるでしょう。

エディタページに対してカスタマイズをかけるのではなく、ユーザーが実際にアクセスするURLが異なるので、アナリティクスだけでAとB、それぞれの統計情報を確認することができます。

▽例
https://example.com/lp/hoge1/
https://example.com/lp/hoge1/index1.html
https://example.com/lp/index2/

多変量テスト

Googleオプティマイズ テストの作成画面

A/Bテストの要素を複数掛け合わせて、最適な組み合わせを探索できます。

変更する箇所(たとえば画像)をセクションと呼び、セクションに対して「パターン」を追加すること、複数のA/Bテストを同時に実施するイメージです。

セクションは4箇所まで、最終的な組み合わせ総数が16パターンまでという上限があります。パターンはオリジナルを含みますので、注意が必要です。

▽多変量テストのパターン
2×2×2×2 = 16
3×2×2 = 12
4×4 = 16
5×3 = 15

とはいえ、上記パターンでかなりの要素をテストできますので、余程のことがないかぎり不足することはないと思いますが、より多くのテストを同時に行いたい場合は、有料版であるオプティマイズ360を検討すると良いでしょう。

▽オプティマイズとオプティマイズ360
https://support.google.com/optimize/answer/7084762?hl=ja

カスタマイズ

無料版のオプティマイズで不足しやすいのは、もう1つの主機能「カスタマイズ(パーソナライズ)」です。

オプティマイズでは、「テスト」実施後に特定の「パターン」を反映(デプロイといいます)させるかどうかを選択することができます。

明らかな勝ちパターンが見つかれば、「もちろん残すよ!」となりますよね。

カスタマイズは、1つの変更につき1つのカスタマイズ(エクスペリエンス)を消費しますが、無料版ではこれが上限が10個までとなっています。

GA4版とUA版、Optimize機能の違い

また、GA4とUA(ユニバーサルアナリティクス)でも、若干の機能の違いがあります。

公式ヘルプは、2月時点では英語のみとなっていますので、概要をまとめてみました。

 Universal AnalyticsGoogle Analytics 4
オーディエンスターゲティング
Google広告ターゲティング
同時実行数(テスト)ビュー毎に24件ビュー毎に10件
同時実行数(カスタマイズ)ビュー毎に10件ビュー毎に10件


Introducing Optimize with Google Analytics 4(英語)
https://support.google.com/optimize/answer/11417589

ご覧のとおり、カスタマイズの上限が10個までという条件は同じです。

Google Optimizeの導入

オプティマイズの導入には、まずオプティマイズのアカウントを作成する必要があります。

https://optimize.google.com/

オプティマイズのアカウントを作成したら、「+」ボタンを押して「コンテナ」を作成します。コンテナは、サイト単位で作成すると良いでしょう。

代理店にテストの作成を依頼する場合は、「コンテナ」単位で権限を付与するか、代理店アカウントにコンテナを作成してもらい、管理者権限を付与してもらいましょう。

アナリティクスのプロパティが必要

オプティマイズは単体では機能しません。前提としてGoogleアナリティクスを必要とします。

すでにサイトに導入されているUA(ユニバーサルアナリティクス)、もしくはGA4アカウントのプロパティへのアクセス権限が必要ですので、アナリティクスを自社で管理していない場合は、「編集者」以上を権限を付与してもらいましょう。

スニペットのインストールが必要

権限がクリアできれば、いざ実装!

なのですが、テスト内容やウェブサイトの仕様により、様々な技術的な検討事項があります。

このあたりは本題から逸れてしまうので割愛するとして、もっとも単純にいえばオプティマイズ用のスニペット(タグ)を、ターゲットページに導入する必要があります。

  1. <script src=https://www.googleoptimize.com/optimize.js?id=OPT-XXXXXXX></script>

※OPT-XXXXXXX部分は、先程作成したコンテナIDに置き換えてください

Googleタグマネージャー推奨

オプティマイズのスニペットは、ターゲットページのみに導入するのが理想ですので、Googleタグマネージャー等の、TMS(タグマネジメントシステム/タグマネジメントソリューション)を使用した実装が良いでしょう。

Chrome拡張機能が必要

また、オプティマイズの特徴でもある「ビジュアルエディタ」を使用するために、Chrome拡張機能が必要になってきます。

▽Chrome拡張機能
https://chrome.google.com/webstore/detail/google-optimize/bhdplaindhdkiflmbfbciehdccfhegci

エクスペリエンスの作成

準備が完了したら、テスト(エクスペリエンス)を作成して、エクスペリエンス上で実際のテストやカスタマイズを実装していきます。

テキスト要素のみの差し替えであれば、ビジュアルエディタで十分に作っていけますが、レスポンシブに対応したデザインを構成する要素のカスタマイズなどは、CSSやJavaScriptの知識が必要になる場合があります。

プレビュー機能で、テストページを十分にチェックしてからテストを開始してみましょう。

Optimizeの目的と活用ポイント

オプティマイズを導入したい!と考えている方は、コンバージョン率をアップさせるという目的があり、Googleオプティマイズというツールにたどり着いたのではないでしょうか。

折角なので、漠然とCVR向上を目指すのではなく、目標を明確に持ち、A/Bテストがより有効となるような環境づくりと準備をオススメします。

テストの目的を明確にする

オプティマイズに限らず、ほとんどのA/Bテストツールは統計学的なアプローチで課題解決を目指しています。

例えば、CVRが2%のランディングページがあったとして、3%を目標に設定したとします。

オリジナルパターン、テストパターンそれぞれ100件のセッションがあり、テストパターンのコンバージョンが3件でした。果たしてテストは成功と言えるでしょうか?

統計学的に有意な内容を目指す

100セッションで3コンバージョン、見かけ上はCVR3%ですが、そのテストパターンが本当にCVR「3%」の実力があると判断するには早すぎます。(※)

目標とするCVRと、セッション数(もしくはPV数)、テスト期間などを総合的に考えて、統計的に根拠のある数字が導き出せるようなテスト数とテスト内容を考えるのが、担当者の腕の見せどころです。

※正規分布に従うと仮定した場合、この場合CVR3%を超える確率は約65%です

デメリットを理解する

Googleオプティマイズ リーダーが見つかりませんでした

この事例では、ファーストビューの画像を「スタッフ写真」(オリジナル)と「スタッフ写真がガッツポーズをしている写真」「スタッフ写真のイラストおこし」の3パターンをテストしました。

結果、残念ながらテストパターンが2つともオリジナルを下回る結果となってしまいました。

失敗の原因分析を通していくつかの知見は得られましたが、CVRが向上しなかったことで結果として機会損失を生んでしまう可能性も考慮しておかなければなりません。

広告を活用する

A/Bテストを通してCVRを向上させるために、もっとも効いてくる要素は、やはりアクセス数です。

下記の事例では、サーチのクリック単価の高騰が厳しい人材系(専門職)のLPで、予算内でリーチできるユーザーの減少に悩まされていました。

Googleオプティマイズ 多変量テスト 事例

課題だったCVR向上とアクセス数不足の同時解決を図り、ディスプレイ広告で多くのセッションを集めつつ多変量テストを実施。

機械学習促進のためのマイクロコンバージョンが導入済だった事も奏功し、コンバージョン数のアップとコンバージョン率の向上を同時に達成できました。

オプティマイズを活用している代理店は少ない

オプティマイズは、ユーザーの質と量をコントロールできる広告との相性が良いプロダクトです。

UIも親切でわかりやすく、慣れてしまえば広告運用担当者やウェブ担当者の強力な味方になってくれるでしょう。

ですが、「オプティマイズを積極活用している代理店って結構少ないよね」というのが個人的な印象です。

優秀で経験豊富な広告運用担当者でも、「Google オプティマイズは知っているが、積極活用した事例は手掛けていない」という話を、何度か経験しました。

Optimizeを活用した広告集客なら

広告運用を突き詰めると、往々にしてコンバージョン率が大きなハードルになります。

LPを改善しないと…とは思っていても、根拠のある改善案を作ったり、施策後のレビューが大変だったり、運用面の負担が大きいため放置されているケースが多いのではないでしょうか?

Googleオプティマイズは、いちど導入してしまえば施策からレポートまで一気貫通で対応できてしまう強力なツールです。

導入サポートのお見積りも可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください!

 

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