| 媒体 | 審査保証日 | 新規アカウント申請期限 | サポート最終日 | サポート再開日 |
|---|---|---|---|---|
| Google広告 | 12月26日(金)※推奨12月12日 | 12月26日(金)※推奨12月12日 | 12月26日(金) | 1月5日(月) |
| Yahoo!広告 | 12月19日(金) | 12月23日(火) | 12月26日(金) | 1月5日(月) |
| LINE広告 | 12月19日(金) | 12月23日(火)23:59 | 12月26日(金) | 1月5日(月) |
| Microsoft広告 | 12月26日(金)※随時審査 | 随時対応 | 12月26日(金) | 1月5日(月) |
| TikTok Ads | 運用型:随時/予約型:12月27日 | 随時対応 | 12月27日(金) | 1月6日(月) |
| X広告 | 通常稼働(審査休業なし) | 新規IO:12月24日(水) | 12月30日(火) | 1月5日(月) |
| Meta広告 | 通常稼働(自動審査継続) | 随時対応 | 12月下旬(詳細確認中) | 1月上旬 |

2025年は各媒体でAI自動化機能が急速に進化し、Google「AI Max」「P-MAX」、Meta「Advantage+」、X「Grok連携」など、広告運用の形が大きく変わった1年でした。
年末年始の営業情報とあわせて、激動の1年を振り返ります。
Google広告は12月26日(金)が審査の年内最終日ですが、公式推奨入稿日は12月12日(金)と早めに設定されています。サポート窓口への問い合わせは12月19日(金)12:00までに完了させないと、回答が年明けになる可能性があります。カスタマーサポートは12月27日(土)〜1月4日(日)が実質休業となり、1月5日(月)に再開されます。
2025年のGoogle広告は「AI Maxの年」と言えるほど、AI機能の利用が推進された年でした。
5月にグローバルベータを開始したAI Max for Searchは、Google広告史上最も急速に成長したAI搭載プロダクトとなり、有効化した広告主は同等のCPA/ROASで平均14%以上のコンバージョン増を達成。フレーズマッチ・完全一致主体のキャンペーンでは27%増という成果が報告されています。
新機能「Smart Bidding Exploration」(日本未対応)により、柔軟なROASターゲットで新規トラフィックを探索でき、コンバージョンのある検索クエリカテゴリが18%増加しました。さらにAI Overviews(AIによる概要)への広告表示が米国から世界各国へ拡大し、検索体験とAIの融合が本格化しています。
主要アップデートとして、YouTube・検索・ディスプレイなどチャネル別パフォーマンスレポートの導入、キャンペーンレベルの除外キーワード対応(最大10,000件)、検索テーマの上限拡大(25→50件)などが挙げられます。
Demand Genにも、GDN(Google Display Network)への画像広告配信追加、動画の自動生成機能が実装されました。
クリエイティブ面ではAsset Studioが導入され、Google広告内で直接AI生成画像・動画を作成できるようになりました。
最新の画像生成モデル「Nano Banana Pro」により、自然言語プロンプトでの画像編集、最大5製品の組み合わせによるライフスタイルシーン生成が可能に。
測定面では、オープンソースのマーケティングミックスモデル「Meridian」が全広告主に提供開始され、真のインクリメンタルROI測定が容易になりました。
2025年後半にはエージェント機能が本格始動しました。Ads Advisorはキャンペーンのパフォーマンス改善やポリシー問題のトラブルシューティングを支援するAIアドバイザーです。
ポリシー面では電話専用広告(Call-only ads)の廃止が発表され、2026年2月に新規作成停止、2027年2月に完全廃止予定となっています。
LINEヤフーの広告サービスは12月27日(土)〜1月4日(日)が休業期間となり、両媒体とも12月19日(金)が年内審査保証日です。
この日までに入稿された広告は年内に審査が実施されますが、12月20日以降の入稿分は1月5日(月)より順次対応となります。
新規アカウント申請の最終日は12月23日(火)で、LINE広告は23:59まで、Yahoo!広告も同日が締切です。クレジットカードの紐づけ等を完了し、審査可能な状態であることが条件です。銀行振込での入金は12月26日(金)15時までに完了させる必要があり、名義違いの場合は同日17時までに連絡が必須となります。
2025年のLINEヤフー広告は、両プラットフォームの統合を軸に大規模なアップデートが実施されました。
LINE公式アカウント・LINE広告からのオーディエンスデータ連携が段階的に提供開始され、Yahoo!広告からLINEユーザーへのアプローチが可能になりました。
入札戦略では「コンバージョン価値の最大化」が正式提供される一方、拡張クリック単価(eCPC)は提供終了となり自動入札への移行が進みました。配信面ではインストリーム広告がAbema(月間3,000万ユーザー)に対応し、動画広告のリーチが大幅に拡大しています。
LINE広告では目標ROAS最適化機能・バリュー最適化機能が正式リリースされ、価値の高いコンバージョンに焦点を当てた最適化が可能に。
テキスト生成AI機能もリリースされ、クリエイティブ制作の効率化が図られています。なお、両媒体の審査基準が一部統一・強化され、投機性や射幸心をあおる表現への規制が厳格化されました。
Microsoft広告は他の日本国内媒体と異なり、年末年始も審査が通常稼働しています。審査保証日は12月26日(金)とされていますが、これは随時審査のため実質的な期限ではありません。ただし、サポート窓口は12月26日(金)〜1月4日(日)が休業となるため、問い合わせが必要な場合は早めの対応が推奨されます。銀行入金は12月22日週までに完了させましょう。
2025年はMicrosoft広告のAI機能が大幅に強化された年でした。Copilot in Microsoft Advertising Platformが中心となり、Ads Studioではランディングページを基に広告コピー・画像・動画を自動生成できるようになりました。
Microsoft調査によると、Copilotは従来の検索広告と比較してCTRが73%向上、コンバージョン率が16%向上という成果を記録しています。
Performance Maxも2025年6〜7月に大規模モデルアップデートを実施し、LinkedIn Profile Targetingがオーディエンスシグナルとして追加されました。
TikTok広告の運用型広告は年末年始も随時審査が行われますが、予約型広告(リザベーション広告)は12月27日(金)が年内最終受付、1月6日(月)に再開されます。
カスタマーサポートも12月27日(金)が最終営業日で、1月6日(月)から再開。銀行振込の入金反映期限は12月18日(水)と早めに設定されているため注意が必要です。
2025年最大のトピックはTikTok Shop日本版の正式ローンチ(6月30日)です。
アプリ内で商品の発見から購入までを完結できる「ディスカバリーEコマース」として、I-ne、アンカー・ジャパン、WEGO、日清食品など大手企業が参画。販売手数料は一律7%で、GMV Max広告がTikTok Shop広告のデフォルトとなりました。
また、検索連動型広告(Search Ads)が正式リリースされ、ユーザーの検索キーワードに連動した広告配信が可能になりました。
AI関連ではSmart+キャンペーンの大規模アップデート(10月)により、自動化レベルをモジュール単位でカスタマイズ可能に。Symphony Automationにより動画のリサイズ、音楽変更、翻訳・吹き替えなどをAIが自動実行し、HalaraではCPAが70%削減されました。なお、カスタムアイデンティティは2026年1月に完全廃止予定です。
X広告は他媒体と比較して年末年始の制限が少ないのが特徴です。広告ポリシー審査は年末年始期間中も通常通り行われ、審査保証日の設定はありません。
サポート休業期間は12月31日(水)〜1月4日(日)で、最終営業日は12月30日(火)、再開は1月5日(月)です。新規IO・ACL IOの申込み、TBMへのアカウント追加依頼は12月24日(水)が期限となります。
2025年のX広告は大規模なポリシー変更とAI統合が進みました。6月より広告テキスト内のハッシュタグ使用が禁止、7月からはテキスト内URLの記載も禁止、絵文字は2種類までに制限されました。
最大の革新は、xAI開発のAI「Grok」の広告プラットフォームへの本格統合です。Prefill with Grok機能ではURLを入力するだけでAIが広告文・画像・CTAを自動生成し、Analyze Campaign with Grokでは広告パフォーマンスの分析とインサイト提供を実施します。
Grokによる「美的スコア」評価が導入され、クリエイティブガイドラインへの適合度が高い広告ほどコストが低下する仕組みになりました。
Meta広告はシステムによる自動審査のため、年末年始も審査が止まることなく継続されます。新規アカウント作成も通常通り対応可能です。
ただし、入稿が混み合うと審査に時間がかかることが予想されるため、12月初週までの入稿完了が推奨されています。
サポート窓口の具体的な休業日程は2025年12月時点で公式発表待ちですが、他媒体同様の期間と想定されます。
2025年はMeta広告においてAI・自動化の大幅強化と新規配信面の拡大が主要テーマでした。
Threads広告は1月に日本・米国で先行テストを開始し、4月から全世界の広告主に正式展開。月間アクティブユーザー3.5億人超を抱え、10〜20代の若年層に強いプラットフォームとして注目されています。
Advantage+ショッピングキャンペーンは「Advantage+セールスキャンペーン」へ名称変更され、EC以外の幅広い「売上」目的にも対応可能に。広告セットあたり最大150個の広告を入稿可能になり、生成AI機能も拡充されて静止画から動画を自動生成する機能が追加されました。

広告運用担当者むけ
Google広告の推奨入稿日。新規クリエイティブは早めに準備
TikTok Adsの銀行振込入金反映期限
Yahoo!広告・LINE広告の審査保証日。年内配信開始を確実にするなら必須
Yahoo!広告・LINE広告の新規アカウント申請期限
X広告の新規IO・アカウント追加依頼期限
Google・Microsoft・Yahoo!/LINE各媒体のサポート最終日、銀行振込最終反映日
Meta・TikTok(運用型)・Microsoft・X広告は年末年始も審査が継続しますが、サポート窓口は全媒体で休業するため、不明点は事前に解決しておくことが重要です。また、年末年始はトラフィック変動によりCPMが変動しやすいため、予算設定と入札価格の確認を事前に済ませておきましょう。