>Microsoft Clarityの導入から使い方まで解説TOP
Microsoft Clarityを導入した後に行うべき初期設定や、より効果的に活用するための設定について解説します。
アカウント登録後、またはプロジェクト設定画面から以下の基本設定を確認・変更できます。
個人情報保護のため、マスキング設定は重要なチェック項目です。
特に、外部の事業者とデータの共有を検討している場合は、導入後すぐに行う必要があります。
自動でマスクされない、マスキング設定をコントロールしたい場合は、手動マスキングが有効です。
セレクタ例
form
.privacy-info
(例)div要素に属性を追加
<div data-clarity-mask="true"></div>
参考: Microsoft Learn – Masking content
自分や社内関係者のアクセスデータを分析から除外するための設定です。
IPブロッキングでは不十分な場合に、より確実に内部アクセスを除外する方法です。GTMの利用が前提となることが多いです。
プラットフォーム連携でClarityを導入している場合、プラグインの設定などで、管理画面にログイン中のユーザーに対して配信を除外する設定をします。
CMS(WordPress等)にログインしていかどうかをカスタムJavaScriptで判定し、ログインユーザーのアクセスではClarityタグが発火しないように設定します。
サンプルコード
function() {
return document.getElementById('wpadminbar') !== null ||
window.location.pathname.indexOf('/wp-admin/') !== -1;
}
(※)判定できないケース
・ユーザーが functions.php やプラグインで管理バーを無効にしている
・ダッシュボード以外の管理系画面(たとえばカスタムログインやAjax)
関係者に特定のCookieを付与し、そのCookieを持つユーザーをカスタムタグで識別してClarityのフィルターで除外します。
関係者がアクセスする際に特定のUTMパラメータを付与したURLを使用し、そのパラメータを持つアクセスをClarityのフィルターで除外します。一時的な用途に適しています。
ClarityとGA4を連携させることで、Clarity内で一部のGA4データを確認できます。
現時点(2025年4月)では連携させることで得られるメリットは多くありません。とはいえClarityとGA4、どちらも頻繁にアップデートがありますので、今後の機能追加に期待して、連携を開始しておくのもひとつの選択肢です。
これらの設定を行うことで、Microsoft Clarityをより安全かつ効果的に活用する準備が整います。
設定が完了したら、使い方(運用方法)をみてみましょう。
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