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MEO対策の効果を高める関連施策:広告とサジェスト対策

MEO対策の効果を高める関連施策:広告とサジェスト対策

通常のGoogleビジネスプロフィール(GBP)運用(MEO対策)に加えて、有料広告や関連性の高い施策を組み合わせることで、さらなる集客効果やブランド認知度向上が期待できます。ここでは、GBPと連携できるGoogle広告と、検索体験に影響を与えるサジェスト対策について解説します。

Google広告(ローカル検索広告)

Google広告を利用すると、Google検索結果のローカルパックやGoogleマップ上に、通常の検索結果とは別に広告枠として自店舗の情報を表示させることができます。

メリット

  • 即効性
    MEO対策のように効果が出るまである程度時間がかかる施策と異なり、広告出稿後すぐに検索結果の目立つ位置に表示させることが可能です。
  • 露出増加
    通常のMEO順位に関わらず、ターゲットとするキーワードで検索したユーザーに対して、自店舗の情報をアピールできます。特に競合が多いエリアやキーワードで効果的です。
  • ターゲティング
    地域、時間帯、ユーザー属性などを指定して広告を表示できるため、効率的にターゲット顧客にリーチできます。
  • 効果測定
    クリック数、表示回数、コンバージョン数などを詳細に測定でき、費用対効果を把握しやすいです。

デメリット

  • 費用
    広告費用が発生します(通常クリック課金型)。予算管理が必要です。
  • 運用知識
    効果的な広告運用には、キーワード選定、入札戦略、広告文作成などの知識やノウハウが必要です。

GBPとの連携

Google広告アカウントとGBPアカウントを連携させることで、「住所表示オプション」などが利用可能になり、広告に店舗の住所や電話番号、マップピンなどを表示できます。

ローカル検索広告の効果を高めることができますので、忘れずに連携設定しましょう。

GBPとGoogle広告の連携方法
Google広告にログインし、ツール > 
データマネージャー
> GBPの順にクリック

どんな時に有効か?

  • MEO対策でなかなか上位表示できない場合
  • 新規開店時やキャンペーン時に、短期間で認知度を高めたい場合
  • 特定の繁忙期に集中的に集客したい場合
  • 競合が多く、埋もれてしまいがちな場合

MEO対策(ローカルSEO対策)とGoogle広告は、相互に補完し合う関係にあります。予算や目的に応じて、両方を組み合わせることで、オンライン集客の効果を最大化できます。

インドアビュー(360°写真)の活用

Googleストリートビューの屋内版である「インドアビュー」をGBPに掲載することも、有料施策の一つとして検討できます。

メリット

  • 店内の雰囲気訴求
    ユーザーは来店前に360°のパノラマ写真で店内の様子をリアルに体験でき、安心感や期待感を高めます。
  • VR360度写真 360°ビューは、飲食店で座席の位置や雰囲気などが掴めるため、幹事さんに需要アリ

  • 滞在時間増加
    魅力的なインドアビューは、ユーザーがGBP上で情報を閲覧する時間を長くする効果があります。
  • 差別化
    特に内装にこだわりのある店舗(レストラン、ホテル、サロン、ショールームなど)では、競合との大きな差別化要因となります。

導入方法

  • 自分で撮影
    専用の360°カメラ、もしくは焦点距離の短い一眼レフカメラと専用ソフト、アプリなどを使えば自分で撮影・公開も可能です。
  • 認定フォトグラファーへの依頼
    Googleストリートビュー認定フォトグラファーに依頼すれば、高品質なインドアビューを撮影・公開してもらえます(通常は有料)。クオリティを重視する場合におすすめです。

インドアビューは必須ではありませんが、店舗の魅力を視覚的に伝え、ユーザーの来店意欲を高める有効な手段となり得ます。

サジェスト対策

サジェストとは、Googleなどの検索窓にキーワードを入力した際に、自動で表示される検索候補のことです。

ユーザーの検索行動を補助する便利な機能ですが、ここにネガティブなキーワード(例:「〇〇店 評判悪い」「〇〇会社 ブラック」)が表示されてしまうと、企業のブランドイメージを著しく損なう可能性があります。

サジェスト対策は、本来的にはMEO対策ではなくSEOの範疇。ガイドライン違反の施策を勧めてくる業者には要注意

サジェストの仕組み

サジェストキーワードは、主に以下の要素に基づいて自動生成されていると考えられています。

  • 他のユーザーの検索頻度
  • 検索キーワードとの関連性
  • ユーザー自身の検索履歴や位置情報
  • トレンド

重要な点として、サジェストはGoogle広告のように直接出稿したり、GBPのようにオーナーが直接編集したりコントロールすることはできません。

サジェスト対策の目的と手法

  • ネガティブサジェストの非表示(削除)
    • Googleへの削除申請
      サジェストキーワードがGoogleのポリシー(法的問題、ヘイトスピーチ、個人情報など)に違反する場合、Googleの「法律に基づく削除に関する問題を報告する」フォームなどから削除を申請できます。ただし、単にネガティブというだけでは削除されないことがほとんどです。
    • 専門業者への依頼
      一部の業者は、特定の技術(詳細は不明瞭なことが多い)を用いてネガティブサジェストの表示頻度を下げようと試みるサービスを提供しています(有料、成果報酬型の場合もある)。効果や手法の透明性については慎重な判断が必要です。
  • ポジティブ/ニュートラルなサジェストの表示促進
    • 関連性の高いポジティブなキーワードを含むコンテンツを増やし、それらのキーワードでの検索行動を間接的に促す(SEO/コンテンツマーケティング)。
    • ブランド名と関連性の高いキーワードでの検索が増えるような施策を行う。(ブログやSNS、プレスリリースなど)
代表アイコン

「サジェスト対策」というとブラックハットSEOのイメージがよぎりますが、MEO界隈ではよく目にします。このサジェストキーワードを、主にPRやコンテンツSEOなどで理想の結果になるように試みる施策であれば、ホワイトハットと言えるでしょう。

サジェスト対策の注意点とリスク

  • 効果の不確実性
    サジェストは自動生成されるため、対策の効果を保証することは困難です。アルゴリズム変更で状況が変わることもあります。
  • 効果測定の難しさ
    サジェスト経由のクリック数などを正確に測定する手段はありません。
  • 業者の信頼性
    特にネガティブサジェスト対策を謳う業者の中には、手法が不透明であったり、効果が疑わしかったりするケースもあります。契約前に手法や実績、費用体系をよく確認する必要があります。
  • 根本解決ではない
    ネガティブなサジェストが表示される背景には、実際の評判や問題が存在する場合があります。サジェスト対策と並行して、サービス改善や顧客対応の見直しといった根本的な解決策に取り組むことが重要です。

サジェスト対策はMEOとは異なる領域の施策ですが、オンラインでの評判管理という点で関連性があります。ネガティブなサジェストに悩む場合は、削除申請や専門業者への相談を検討しつつも、まずはGBPや自社サイトでの情報発信強化、口コミ対応の改善など、コントロール可能な範囲での評判向上策に注力することを弊社では推奨しています。

まとめ

基本的なMEO対策(GBP運用)に加えて、Google広告やインドアビュー、サジェスト対策といった関連施策を検討することで、オンライン集客の効果をさらに高めることができます。

ただし、それぞれに費用や専門知識が必要となるため、自社の目的、予算、リソースに合わせて、どの施策をどの程度取り入れるかを戦略的に判断することが重要です。

まずは無料のGBP運用を徹底し、その上で必要に応じてこれらの有料施策や関連施策を検討していくのが良いでしょう。

 

ディー・エム・エヌ合同会社|dmn llc.

dmnwは渋谷・世田谷を主な拠点とするディー・エム・エヌ合同会社が提供する、ウェブマーケティングのワンストップサービスです。ホームページ・ランディングページはもちろん、SEO、リスティング運用もお任せください。

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